弁護士の北村晴男氏は10日に自身のYouTubeチャンネルで、注目の「選択的夫婦別姓」についての考えを発表し、大きな反響を呼びました。今回の動画では、「選択的夫婦別姓を推進する政治家たちには反対する」と断言し、その問題点を法的観点から詳しく解説しました。
夫婦別姓に対する疑念
動画内で北村弁護士は、選択的夫婦別姓が現代社会に本当に必要かどうかを疑問視。かつては結婚後に姓が変わることが不便だったため、選択肢を設けることに賛成する声もありましたが、現在では「旧姓併記制度」などが普及しており、別姓の導入は不必要だと指摘しました。
別姓導入で生じる問題点
さらに、北村弁護士は選択的夫婦別姓が実現した場合、逆に社会に混乱を引き起こす可能性があると警告。例えば、別姓を選んだ夫婦に子どもが生まれた場合、子どもの姓をどのように決めるかが問題になると述べました。現行案では夫婦間で意見が一致しない場合、家庭裁判所に持ち込まれることになりますが、その際にどの基準を設けるかが明確でなく、混乱を招く恐れがあると指摘しました。
小中学生アンケート結果に疑問
また、最近の小中学生を対象にしたアンケート調査結果についても触れました。アンケートでは「選択的夫婦別姓に賛成」という回答は16.4%で、49.4%は反対との結果が出ていました。北村弁護士は、「わずか16%の賛成をもって導入を進めるのは不適切だ」と強調し、「子どもたちにとって戸惑いが多い制度になる可能性があることを忘れてはいけない。」とも付け加えています。
政治的背景と家族制度の問題
また共産党など一部政党による推進姿勢に対しても言及。「家族制度そのものを男性支配として否定しようとする思想には同意できない」「こうした背景を知らず表面的な議論だけ進めるべきではない」との見解を示しています。
視聴者からの反響
SNS上ではこの発言に対し多くの支持コメントが見られています。「慎重な議論が必要」「実際旧名使用でも不便なかった」「『自由』という言葉だけで判断すべきではない」といった意見や、「初めて具体的な懸念点を知った」「法律家ならではの指摘だと思った」などの感想も寄せられています。
[注] 本記事における数値データや発言内容については公開動画内での説明内容および画面表示情報(2024年2月10日配信分)をもとに作成しています。
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