お笑い界の異才・ふかわりょうが、芸歴30周年という節目に新たな音楽プロジェクトを発表。4月9日配信予定のデジタルシングル『no worries』では、長年の憧れであった音楽家・小西康陽との27年ぶりのコラボレーションが実現し、さらに俳優・のんを迎えたスペシャルな楽曲となった。

1998年に「ロケットマン」として始まった二人の共同作業は、今回ふかわ自らがクラブイベントに足を運び直接依頼することで再び動き出した。「師匠である小西さんに『僕のアレンジいらないよ』と言っていただけたことが何より嬉しかった」と語る表情からは、アーティストとして成長した姿が見て取れる。

20歳でお笑い芸人としてデビューしてから30年。テレビMCからコメンテーター、作家活動まで多岐にわたる活動について問われると、「すべて地続きになっている」と語る。50歳という年齢を迎え、「おじいちゃんになるまで続けたい」という初心を見つめ直す中で生まれたのが今回の楽曲だ。

節目だからこそ見えた新たな地平線

記念すべき年に初めてR-1グランプリに出場するなど精力的な活動を見せているものの、「特別意識していたわけではない」と自然体。「数字自体は頭にありましたが、周囲の方々からの提案で形になっていきました」と明かす。

　

12年半続いた帯番組終了という転機についても、「むしろ新しい風を受けて飛び立つチャンスだと捉えました」。楽曲にも登場する「帆を広げ飛び出す」というフレーズこそが今後の決意表明だ。「どんな状況でも気持ち次第で未来は開ける。これからも全てポジティブに受け止めていきます」。大海原へ漕ぎ出すROCKETMAN（ロケットマン）にはまだまだ未知なる航路が待ち受けているようだ。

[プロフィール]
ふかわりょう／1974年8月19日生まれ（50歳）、神奈川県出身。
1994年に20歳のお誕生日にお笑い芸人デビュー。「小心者克服講座」（長髪＋ヘアターバンのキャラクター）で一躍注目される。
現在ではバラエティ番組MCやコメンテーターとして活躍しながらROCKETMAN名義での音楽活動も継続中。
2025年4月9日に小西康陽プロデュース＆作編曲によるスペシャルコラボ楽曲『no worries』（feat.ノン）配信開始予定。