石破首相は26日夜、来日中のブラジルのルラ大統領と迎賓館で会談し、「平和・多国間主義強化に関するパートナーシップを立ち上げ、安全保障・防衛などの分野で対話・協力を強化していく」ことなどを確認しました。 その上で、両国首脳が2年ごとに相手国を相互訪問する方針で一致しました。 会談で石破首相は、日本とブラジルの外交関係樹立130周年の節目でのルラ大統領の国賓としての訪日に歓迎の意を示し、両者は「国際社会が対立と分断を深める中、国際社会を協調へと導くパートナーとして日本とブラジルとの協力は不可欠だ」との認識を確認しました。 その上で、ウクライナや中東、東アジア情勢を含む国際情勢についても意見交換を行い、引き続き地域情勢の対応について連携していくことを確認しました。 会談後の記者会見で石破首相は「日本とブラジルはG4(日本・ブラジル・ドイツ・インド)のメンバーとして国連安全保障理事会改革のために今日に至るまで共に尽力をしてきた。本年、国連が創設80周年を迎える中、具体的な進展に向けてさらに連携をしていきたい」と述べました。 経済面では「日本とブラジルの経済、貿易、投資関係は大きな潜在力がある。これまでも両国は相互補完性を基礎とする双方に利益のある関係を構築してきた」と指摘し、「今後とも貿易・投資を着実に拡大できるよう大統領と連携していく」と強調しました。 さらに「日本とブラジルがリーダーシップを発揮し、日本・メルコスール(ブラジルなど南米諸国の関税同盟)戦略的パートナーシップの枠組みを早期に立ち上げ、そのもとで貿易関係の進化に向けて協議を進めていくことを確認しました。 生鮮牛肉の輸入については今後、首脳レベルでもフォローアップしていくほか、次のステップに向けて情報収集を目的とする専門家を派遣すると伝えた」と述べました。 両首脳は
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