『週刊プレイボーイ』で「挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが、急展開を見せているロシア・ウクライナ情勢について考察する。 * * * このまま第3次世界大戦に突入か――そんな声まで聞こえてきます。 米バイデン政権がついに使用範囲拡大を許可した長距離ミサイル「ATACMS(エータクムス)」や、英仏が供与している長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ/SCALP‐EG」で、ウクライナ軍がロシア領内への攻撃を開始しました。対するロシアは報復として、核弾頭を搭載可能な弾道ミサイルを初めて実戦で使用。さらに核使用のドクトリンも改定しました。 こうした報道の見出し部分だけを追いかけて、"最悪のシナリオ"を想像する方がいるのも無理はないでしょう。もちろん全世界を巻き込んだ核戦争の可能性はゼロではありません――ただ、今の時点ではその可能性が飛躍的に上がったわけでもありません。 まず、バイデン政権がATACMSのロシア領内への使用を許可したのは、「トランプへの当てつけで政権末期に決断」したというより、ウクライナ軍が"逆侵攻"しているロシア西部クルスク州に、1万人の北朝鮮軍兵士が送り込まれたことへの「最低限の対抗措置」です。現状では不意打ちのような形ではなく、ロシア軍が迎撃しやすい状況を整えてから発射させていることからも、バイデン政権の配慮がうかがえます。 トランプ前政権で一時、国家安全保障問題担当補佐官を務めたジョン・ボルトン元国連大使は、ロシアの侵攻開始から1000日以上常に及び腰だったバイデン政権対応について"Risk Averse"(リスク回避型)と評しています。いわゆるタカ派急先鋒であり特に対イランでは強硬な発言目立つ人物ですがその言動にはある種合理性と一貫性もあり耳傾けるべき見方思います。 ただ付け加えるならNATO(北大西洋条約機構)加盟国のリーダ―たち誰一人紛争拡大望んでいませんそしてプーチンフォーメーション側兵力経済摩耗激しく総合観点見れば負け戦色濃くなっていますつまり現時点想定される核使用起きる可能性高い世界脅威プーチンロシァ崩壊政治経済急速不安定化伴混乱自国民人命軽視北朝鮮頼戦況危険水域達国内インフレディスインフォメーション国威発揚いつ国コントール続ける歩間違え自身目悪夢記憶ベルリン壁崩壊怒旧東独群衆光景モスクワ目当たり仮大混乱陥日本憂慮危機玉突東亜情勢悪化先待難民問題続繊細問題トランプワイルドカード作用予断許現時点第三次世界大戦危機喧伝手前様々グラデーションシナリオ日本政府メディア真剣考方いいリスケヘッジ
Advertisement
Advertisement
Advertisement




















Advertisement